「OCN光」 vs 「ドコモ光」
*2016年7月11日更新版。
フレッツ光の回線を利用した「光コラボ」がスタート。ということで、
「ドコモ光」については、ドコモショップに行って、店頭で話を聞いてきました。
「OCN光」については、電話で問い合わせをしました。
今回の記事では、その内容も踏まえて、「光コラボ」の光回線「ドコモ光」と 「OCN光」について比較しました。
「格安で勝負のOCN光」 vs 「ヘビーユーザーに有利なドコモ光」
「OCN光」は格安路線、「ドコモ光」はドコモの家族割(シェアプラン)を使っている人に有利。
結論から言うと、私はそんな見方をしています。
OCNの最近の動きを見ますと、
格安SIM(MVNO)にかなり力を入れており、サービスが充実しています。一方、
ドコモについては、
家族で共有プランを使っている人や、ドコモを長く使っている人に有利な価格設定になっています。
ずっとドコモのサービス(スマホや、携帯、光回線)を使い続けようと思っている人以外は、「OCN光」を検討してみてもよいのではないかと思います。
私は現在、OCNの
フレッツ光と格安SIM(MVNO)
「OCN モバイル ONE」を利用しています。「OCN モバイル ONE」は、月額1,000円未満でスマホのデータ通信ができて便利。セット割もありますので、
「OCN モバイル ONE」に興味がある人も、「OCN光」がおすすめです。
「OCN光」と「ドコモ光」の料金の比較について、くわしくは次の価格.comの記事が参考になります。
(参考)
・
価格.com:話題の「光コラボ」はセット割引がお得! スマホの料金も下げられる
twitterの口コミは?
twitter では次のような口コミが見受けられます。
「ドコモ光には光電話がないので我が家はOCN光へ移行」
(参考)
・
twitterより
(2015年2月22日)
光回線の月額料金はOCNの方が安い
光回線の月額料金については、OCNの方が安いです。
「OCN光」の月額利用料金は以下のとおり。
・ファミリータイプ : 5,100円
・マンションタイプ: 3,600円
※ 上記は
2年自動更新割引プランの料金。
※ 料金は税別。以下同様です。
一方、
「ドコモ光」の月額料金(回線利用料と接続事業者(ISP)への接続料を合わせた料金)は、
3,800円(マンションタイプ)~ 5,400円(戸建タイプ)程度。
「OCN光」は新規・転用ともに可能
「フレッツ 光ネクスト」を契約しておらず、新たに「OCN 光」を契約する
「新規」と、契約中の「フレッツ 光ネクスト」を「OCN 光」に変更できる
「転用」の2種類の申し込みを受け付けています。
「OCN光」の特徴は?
プレスリリースによれば、「OCN光」の特徴は次の3点。
・モバイル、自宅のインターネットや電話をまとめることで、お得な料金を実現
・各種手続き・お問い合わせはNTT Comが一元対応
・「おまかせマルチパック」により初心者でも安心で便利なスマートデバイスの利用が可能
「OCN光」の解約違約金は 11,000円
「OCN光」の場合、契約更新月の間に申し出がない場合は、24カ月単位の利用期間で
自動更新。契約更新月以外に解約した場合、
11,000円(不課税)の違約金がかかります。
一方の
「ドコモ光」の方は、
戸建ての場合は
13,000円(税別)、
マンションの場合は
8,000円(税別)。定期契約プランは、2年契約です。
「OCN光」の料金と解約違約金については、当ブログの次の記事でまとめています。
・
【最新まとめ】 料金と解約違約金 【OCN光】
「OCN モバイル ONE」とセットで200円引き
格安SIM(MVNO)
「OCN モバイル ONE」とのセット割で、「OCN モバイル ONE」が1契約につき
200円引きになります。
(参考)
・
プレスリリース:光回線とインターネット接続を一括提供する「OCN 光」の提供開始
(2015年2月4日)
「ドコモ光パック」に申し込むと、「格安SIM」や「格安スマホ」を利用しづらくなる
セット割「ドコモ光パック」は、スマホ等と光回線のセット。なので、いったん契約してしまうと、いざ「OCN モバイル ONE」などの
格安SIMや格安スマホを使ってみたいと思っても、利用しづらくなるという点を念頭におく必要がありそうです。
もっとも加入者の多い光回線は「OCN フレッツ光」
OCN(NTTコミュニケーションズ)のサイトを見てみますと、
もっとも加入者が多い光回線は、OCNの「フレッツ光」なのだそうです。私自身、OCNのフレッツ光を利用していますが、回線が安定していて快適なのがいいと思います。
OCN「フレッツ光」の口コミ・評判は?
たとえば
価格.comからOCN「フレッツ光」のレビューを抜粋すると、次のようなものがあります。
「通信業者では最大なので信頼性が高いと思います。」
ただし、OCNに電話で聞いたところでは、
「OCN光」と比較した場合、「OCNのフレッツ光」は、月額料金が合計で 1,000円近く高くなるケースも出てくるとのこと。
「OCN光」と「OCNのフレッツ光」の比較については、次の記事で取り上げています。
・
【光回線ならどっち?】 「OCN光」 vs 「フレッツ光」 (比較)
フレッツ光の速度は?
上記の動画は、
「フレッツ光」(フレッツ 光ネクスト マンション・スーパーハイスピードタイプ 隼)のスピードテスト。こちらの動画ですと、
下り 792・8 Mbps、上り 576・4 Mbpsの速度が出ています(最大速度は1Gbps)。
OCNによれば、
回線速度や回線の込み具合は、「OCNのフレッツ光」も「OCN光」も変わらないとのことですので、一応の目安にはなろうかと思います。
私の場合ですと、
「ギガマンション・スマートタイプ(ミニ)」(最大速度 1Gbps)の実測速度は次のとおりでした(測定日時は 12月1日(月)の午後)。
・下り速度 : 456・3Mbps
・上り速度 : 231・6Mbps
※ 「Radish Network Speed Testing」で測定。
「ドコモ光」の実測速度は?
twitterを調べてみますと、次のようなスピードテストの結果が見受けられます。
・下り 384・28 Mbps
・上り 460・02 Mbps
(参考)
・
twitter:NTT東日本フレッツ光のBB.exiteからドコモ光のBB.exiteに変更したら
(2015年3月30日)
「ドコモ光」のセット割の料金は?
セット割
「ドコモ光パック」では、
最大 3,200円の割引になります。「ドコモ光パック」は、「ドコモ光」と「スマホ等のパケットパック」をセット申し込むと、割引が適用される仕組みになっています。
ですが、その一方で、「ドコモ光パック」は、
容量が少ないパケット料金プランであればあるほど、割引額が減っていきます。家族割引(シェアパック)を利用しない個人については、「ドコモの利用者なら多少安くなる程度」の印象です。
セット割
「ドコモ光パック」については、次の解説しています。
・
【最新まとめ】 料金と解約違約金 【セット割「ドコモ光パック」】
光コラボのシェアは?
総務省が
2015年3月~4月にアンケートを実施したところ、光コラボのシェアは以下のようになったということです。
1位 ドコモ光 46・6%
2位 OCN光 18・1%
3位 ソフトバンク光 7・5%
上記の調査結果については、次の記事をご覧ください。
・
【まとめ】 光コラボのシェアは? 【比較】
また、MM総研が、
2016年6月7日、2015年度のブロードバンド回線事業者の加入件数調査の結果を発表。光コラボのシェアでは、
NTTドコモが33.4%で1位を獲得。光コラボは、
NTTドコモとソフトバンクで約 6割、大手ISPを含む上位10社で約 9割のシェアを占め、大手通信事業者に集中する結果になりました。
上記の調査結果については、次の記事を参考にしてください。
・
【光コラボ】 ドコモ光がシェア1位に
「光コラボ」って何?
「OCN光」も「ドコモ光」も、
光コラボレーションモデル(光コラボ)という仕組みを使っています。
NTT東日本とNTT西日本が、「フレッツ光」の光回線を様々な業者に卸提供するのが、
「光コラボレーションモデル」(光コラボ)。光コラボは
FVNO(仮想固定通信事業者)の一種。FVNOは、
MVNO(格安SIM)の固定回線版といったところでしょうか。
光コラボについては、次の記事でまとめています。
・
【ゼロからわかる】 光コラボレーションモデル (光コラボ)
お知らせ
facebook もやっています。よろしければのぞきに来てくださいね。
・
facebook:ゼロからわかる光コラボ
・
facebook:ゼロからわかるドコモ光
フレッツ光の方が安いケースも?
お手頃価格な「光コラボ」ではありますが、
フレッツ光の方が安くなるケースもありそう。
たとえば、プロバイダ
「GMOとくとくBB」のフレッツ光の場合ですと、NTT東日本の月額料金が
3,450円(マンションタイプ・プラン1)、とくとくBBのプロバイダ料金が月額
530円(税抜)。ですが、
「最大12か月間プロバイダ料金無料、2年間で最大1万6,800円割引(東日本のギガファミリータイプの場合)」などというキャンペーンをしていたりします。
ですので、フレッツ光なども一緒に比較検討してみると、よりよいと思います。
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