「光コラボ」と「フレッツ光」の違い
*2016年7月11日更新版。
「光コラボ」(光コラボレーション)と「フレッツ光」は別物。
「光コラボ」の業者を選ぶ際には、これを前提とした方がいいと思います。
以下、ドコモや、OCN、そしてビッグローブなどに電話で聞いた内容も踏まえてまとめました。
「光コラボ」3つの特徴
光コラボの特色には、次の3点があります。
・各々が独自ブランドの光回線
・光回線の料金が格安
・多様なセット割
「光コラボ」では窓口が一本化
「フレッツ光」では、NTT東西とプロバイダ(NTTドコモや、OCN、BIGLOBEなど)の2つの契約が必要。窓口も2つです。
ですが、「光コラボ」は「フレッツ光」とは別ブランド。なので、窓口は「光コラボ」を運営する事業者(NTTドコモや、OCN、BIGLOBEなど)に一本化。NTT東西との契約はなくなります。
サービスの品質は業者によってさまざま
「光コラボ」は、料金だけでなく、サポート体制など、サービスの品質は業者によってさまざま。なので、信頼のおける事業者を選ぶことがポイントです。
電話で聞いたところでは、OCN(「OCN光」)やBIGLOBE(「ビッグローブ光」)については、回線の速度や込み具合は、一緒にあつかっている「フレッツ光」と変わらないとの回答でした。
総務省が「光コラボ」に注意喚起
総務省は、「光コラボ」の以下のような点について注意喚起をしています。
〇 サービス提供者がNTT東西から変更になります。
NTTや今のプロバイダからの電話であるかのような電話勧誘も予想されます。
〇 今のプロバイダに契約解除の申込みが必要なケースがあります。その場合、通常は契約解除料が発生します。
契約解除料(違約金)は、プロバイダによって異なりますが、5千円程度のことが多いです。
〇 サービスの乗換えにより、メールアドレスが変更になることがあります。
〇 サービスの乗換えが完了すると、「やっぱりNTT東西のサービスに戻りたい」「やっぱり別の事業者のサービスがいい」となったとき、契約解除料が発生したり、電話番号が変わったり、工事が発生したりすることがあります。
(参考)
・総務省:光サービス(FTTHサービス)の乗換えにあたっての注意点!!
(PDFファイル)
「光コラボレーションモデル」とは
NTT東日本とNTT西日本が、「フレッツ光」の光回線などを様々な業者に卸提供するのが「光コラボレーションモデル」(光コラボ)です。
「光コラボ」については、当ブログの次の記事でまとめています。
・【ゼロからわかる】 光コラボレーションモデル (光コラボ)
光コラボのシェアは?
MM総研が、2016年6月7日、2015年度のブロードバンド回線事業者の加入件数調査の結果を発表。光コラボのシェアでは、NTTドコモが33.4%で1位を獲得。光コラボは、NTTドコモとソフトバンクで約 6割、大手ISPを含む上位10社で約 9割のシェアを占め、大手通信事業者に集中する結果になりました。
「光コラボ」のシェアについては、次の記事をご覧ください。
・【光コラボ】 ドコモ光がシェア1位に
「フレッツ光」とは
「フレッツ光」はNTT東日本とNTT西日本が運営しているインターネット回線(光回線)サービス。ですが、プロバイダとして、OCNや、@nifty、BIGLOBE、So-net、とくとくBB(GMO) といったところが窓口となってサービスを提供しています。
「フレッツ光」は、「フレッツ 光ライト」、「フレッツ 光ネクスト」、そして「Bフレッツ」(いずれもインターネット接続サービス)の総称です。
「フレッツ光」については、次の記事で取り上げています。
・【最新まとめ】 フレッツ光 【特色,口コミ・評判】
「フレッツ光」から「光コラボ」への乗り換えも可能
すでにフレッツ光を利用中のユーザーについては、利用環境を変更することなく、契約形態のみ変更する「転用手続き」ができます。
「光コラボ」→「フレッツ光」への再転用は不可。解約ならIP電話の電話番号変更も?
「フレッツ光」から「光コラボ」へは、原則解約違約金なしに転用ができます。
しかし、「光コラボ」を解約して「フレッツ光」に戻る場合は、新規契約あつかいになります。なので、「ひかり電話」(IP電話)を使っている人の場合、原則として電話番号が変更になります。
ただし、もともと権利のある固定電話(アナログ電話)を「ひかり電話」にした人については、いったん「アナログ回線」に戻せば、電話番号を変えずに済みます。ですが、結構な費用がかかります。
「光コラボ」から「フレッツ光」に戻る際の固定電話(ひかり電話)番号の変更については、次の記事で解説しています。
・【疑問解消】光コラボ解約なら固定電話の番号が変わる?
光回線の申し込みから開通まで
光回線の申し込みから開通までの手順と留意事項については、当ブログの次の記事でまとめています。
・【ゼロからわかる】 光回線の申込みから開通工事まで (体験談)
お知らせ
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・facebook:ゼロからわかる光コラボ
・facebook:ゼロからわかるドコモ光
フレッツ光の方が安いケースも?
お手頃価格な「光コラボ」ではありますが、フレッツ光の方が安くなるケースもありそう。
たとえば、プロバイダ「GMOとくとくBB」のフレッツ光の場合ですと、NTT東日本の月額料金が 3,450円(マンションタイプ・プラン1)、とくとくBBのプロバイダ料金が月額 530円(税抜)。ですが、「最大12か月間プロバイダ料金無料、2年間で最大1万6,800円割引(東日本のギガファミリータイプの場合)」などというキャンペーンをしていたりします。
ですので、フレッツ光なども一緒に比較検討してみると、よりよいと思います。
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